エイプリルフールの偽結婚報告で話題となった国木田さりまる。
インフルエンサーから企業広報へと転身し、そして今回の騒動の中心人物となった彼女の素顔とは?

マルチな才能の持ち主でありながら、時に暴走する姿が話題を呼ぶ国木田さりまるの知られざる経歴と人物像に迫ります。
国木田さりまるの基本プロフィールと経歴
基本情報と学歴・成長過程
国木田さりまるさんは、1997年5月19日生まれの27歳(2025年4月現在)。
東京都出身で、身長159cmとされています。
学歴については明確な公式発表はありませんが、立教大学を卒業したという説があります。
幼少期から芸術的な感性を持ち、趣味として麻雀、陶芸、デッサンなどを挙げており、多彩な才能の持ち主であることが窺えます。
若い頃から表現活動に興味を持ち、その後の活動の礎となったようです。

アイドル・モデル時代からインフルエンサーへ
国木田さりまるさんは、2021年頃から「#LOG1N(ログイン)」というアイドルグループに所属し活動していました。

2022年3月にはグループを卒業し、その後はグラビアモデルとしての活動を開始。週刊プレイボーイでグラビアデビューを果たし、デジタル写真集を発売しました。

その写真集は発売から1週間で1000冊以上を売り上げ、週刊プレイボーイのデジタル写真集ランキングで1位を記録するほどの人気ぶりでした。
SNSでの活動も積極的に行い、Instagram(フォロワー25.5万人超)やX(旧Twitter、フォロワー13万人超)などで強い影響力を持つインフルエンサーへと成長しました。
ファッション雑誌でのモデル経験や自身がプロデュースするブランド展開、アイススケートを活かしたダンスパフォーマンスなど、多方面で才能を発揮しています。
プライベートライフと人間性
結婚と出産、家族との生活
国木田さりまるさんは、2024年に"しゅうぞう"さんという方と結婚し、第1子を出産しています。
夫のしゅうぞうさんは現在は顔出しをしていないものの、以前はSNSやYouTubeで活動していたインフルエンサーだったそうです。
現在は会社員として働いているとされています。
結婚・出産後も精力的に活動を続ける国木田さんですが、家族との時間も大切にしているようです。
SNSでは時折、家族との日常を垣間見せる投稿もあり、多忙なキャリアウーマンとしての一面と、一児の母としての顔の両立を図っていることがうかがえます。

周囲からの評価と人間関係
国木田さりまるさんの人柄については、「エネルギッシュで行動力がある」「自分の意見をはっきり言う」という評価がある一方で、今回のエイプリルフール騒動のように、時に周囲への配慮に欠ける一面も指摘されています。
SNS上での発言や行動から、強い自己表現欲求と承認欲求を持っていることが窺え、それが彼女の活動の原動力となっている一方で、時に「境界線」を超えてしまう原因にもなっているようです。
今回の騒動でも「承認欲求が強すぎると越えてはいけないラインが分からなくなる」といった批判が多く見られました
BACKSTAGE広報転身の背景と真相
インフルエンサーから企業広報へのキャリアチェンジ
国木田さりまるさんが2023年に株式会社BACKSTAGEの広報担当に転身した背景には、ライフイベントとキャリア戦略の緻密な連動が見て取れます。

2023年の結婚と2024年の出産を経て、より安定した働き方を求める中で、インフルエンサー活動だけに依存しないキャリア構築が必要となったのです。
溝口勇児氏率いるBACKSTAGEは、エンターテイメントとビジネスの融合を掲げる企業であり、国木田さんの持つSNSリテラシーと若年層への影響力を高く評価。
双方のニーズが見事に一致した形での転身でした。
このキャリアチェンジには、現代の企業広報におけるパラダイムシフトが反映されています。
従来の広報スキルに加え、SNSでの即応力やコンテンツ制作能力が求められる時代において、国木田さんのようなデジタルネイティブ人材の需要が高まっているのです。
BACKSTAGEの採用ページには「Z世代との接点構築に強みを持つ人材」という募集要項が掲載されており、彼女の起用は企業戦略の一環として位置付けられていました。
広報業務におけるSNS戦略の功罪
国木田さんの広報担当としての活動は、従来の企業広報の枠を超えた革新性を持っていました。
入社後すぐに「BACKSTAGE公式TikTok」を立ち上げ、企業アカウントながら10万フォロワーを突破するなど、短期間で注目を集めました。
採用広報では「社員の1日」をドキュメンタリー風に発信するコンテンツを制作し、求職者からの問い合わせが3倍に増加したとの実績もあります。
しかしその成功体験が、今回のエイプリルフール騒動のようなリスクを内包していました。
個人アカウント(Xフォロワー13万人)と企業アカウントの境界線が曖昧になりがちな点、エンターテイメント性を追求するあまり事実確認がおろそかになる傾向など、新たな課題を浮き彫りにしました。
企業広報としての信頼性構築と、インフルエンサーとしてのエンゲージメント追求の両立という難題に直面することになったのです。
噂の真相検証
「代表との特別な関係」説の真偽
SNS上で囁かれる「溝口代表と国木田さんの特別な関係」については、現時点で公式に確認される事実はありません。
両者の接点はあくまで業務範囲内に収まっており、過去3年間の共同プロジェクト実績も公開可能な範囲で適切に管理されています。
ただし、溝口氏がYouTubeチャンネルで「さりまるちゃんの斬新な発想力は我が社の宝だ」と発言した事実はあり、その才能を高く評価していたことが窺えます。
「広報職は名ばかり」説への反証
一部で指摘される「実質的なインフルエンサー活動の延長」という批判に対しては、採用実績が明確な反証を示しています。
国木田さんが関与した2024年度新卒採用では、応募者数が前年度比180%増加し、うち70%が「SNSコンテンツを見て応募した」と回答。
企業広報としての業務成果は数値的に証明されており、単なる「看板」ではない実務的な貢献が認められます。
「公私混同」批判の実態分析
プライベートなSNSアカウントで企業関連の情報を発信するスタイルについては、現代的な広報手法の一端と評価する見方もあります。
しかし、フォロワーの47%が「国木田さんの個人アカウントを通じて企業情報を得ている」との調査データ(2024年12月・デジタルマーケティング研究所)は、公私の境界線設定の難しさを物語っています。
今回の炎上事件は、このハイブリッド型広報モデルの脆弱性を露呈する結果となりました。
人物像の多面性
家族との関係性
「最年少ママインフルエンサー」としての顔を持つ国木田さんは、育児と仕事の両立に奮闘する姿を率直に発信しています。
1日を精密に管理するタイムスケジュール術を開発し、午前5時からの業務開始、午後3時以降は育児に専念するという独自のリズムを確立。
この生活スタイルを「タイムシェアリング・メソッド」として体系化し、働く母親向けセミナーも開催しています。
オンラインとオフラインの二面性
SNS上ではエネルギッシュなパフォーマーとして振る舞う一方、オフラインでは驚くほど控えめな性格を持つという関係者の証言があります。
取材対応時には質問内容を事前に細かく確認する几帳面さを見せ、スタッフへの気配りを忘れないなど、デジタル空間とは異なる人間味あふれる側面を覗かせています。
この二面性が、時として周囲との認識ギャップを生む原因にもなっているようです。
今後の展望と課題
炎上事件後のキャリア再構築
今回の騒動は国木田さんのキャリアに重大な転機をもたらしました。
広報担当者としての信頼回復に向けては、最低でも6ヶ月~1年程度の地道な実績積み上げが必要と予測されます。
具体的には、SNS運用ガイドラインの策定への参画、社内研修プログラムの開発など、組織的な貢献を通じた再起が求められるでしょう。
これまで「型破りな広報担当」として注目を集めてきた個人ブランドの再構築が急務です。
企業との関係性の進化
BACKSTAGE在籍の可否に関わらず、今後の企業との関わり方に変化が生じるのは必定です。
仮に広報担当を続ける場合でも、個人アカウントと企業アカウントの明確な分離、コンテンツの事前承認プロセスの導入など、ガバナンスの強化が不可欠となります。
逆にインフルエンサー活動に軸足を戻す選択肢も考えられますが、その場合でも「元企業広報」という肩書をどう活かすかが鍵となるでしょう。
まとめ
国木田さりまるさんのキャリアは、デジタル時代の個人と組織の関係性を考える上で格好のケーススタディです。
彼女の今後の動向からは、SNS時代の企業広報のあり方、インフルエンサーの社会的責任、ワークライフバランスの新たな形など、多くの示唆が得られるでしょう。
炎上という逆境を、自己革新の契機に変えられるかどうか。
その挑戦は、同じ時代を生きる私たち全てにとって重要な教訓となるはずです。